新生活を応援!一人暮らしを始めるなら、知っておきたいセキュリティ対策と賃貸設備。
春から進学や就職にあわせて、新しい土地で暮らすという方も多いかと思います。
はじめての新生活。はじめての一人暮らしにワクワクしながら、すでに物件をいくつか見られ、3月に入り、そろそろ新居を決めようと考えている方もいるかもしれません。
ここで気になるのが、防犯面を意識して物件を選んでいるかです。
いくら条件の良い物件だったとしても、セキュリティに不安がある物件では、安心して住むことができません。特に、女性のはじめての一人暮らしであれば、安心・安全を感じながら暮らしたいものです。
ということで、今回の記事では安心して暮らせるお部屋探しのポイントや、賃貸物件でできる防犯対策についてご紹介していきます。
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<目次>
1.安心して暮らせる物件選びのポイント
2.賃貸でできるセキュリティ対策とは
3.まとめ
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1. 安心して暮らせる物件選びのポイント
1. 入居前に必ず鍵交換をしていること
入居前の鍵交換は、必要不可欠なセキュリティ対策のひとつです。鍵交換をしなかった場合、合鍵を持っている第三者によって簡単に侵入されてしまいます。貸主によっては、新品のシリンダーと交換するところもあれば、同じ物件内でローテーションして使っているところ、回収した鍵をそのまま次の入居者へ渡しているなんてこともあります。「鍵交換をしていないとは思っていなかった」と後悔しないためにも、契約前に必ず確認しておきましょう。契約書に、貸主が鍵交換の費用を負担する旨の特約が記載されていなければ、借主が鍵交換の費用を負担することになります。また、そもそも鍵交換を許可していない貸主もいるので、自費で鍵交換したいという方は事前に確認しておきましょう。
2. オートロック付きの物件であること
オートロックは建物内に共用の玄関ドアがあり、各部屋の鍵や暗証番号などを用いるか、居住者などに内側からロックを解除してもらって建物内に入ることができるというシステムです。各部屋の鍵+建物内の共用玄関のドアも施錠されるところがポイントです。関係者以外、住居エリアに入れないという安心感や訪問営業などを断りやすいというメリットがあります。とはいえ居住者の後について侵入することも不可能ではないので、絶対侵入できないということではありません。また、オートロック機能が付いている物件は、付いていない物件と比べて家賃が高いという傾向があります。
3. 補助錠を取り付けること
空き巣やストーカー対策には、「玄関補助錠(ワンドアツーロック)」がおすすめです。空き巣が嫌がる建物の特徴としては、侵入までに時間がかかることが挙げられます。玄関ドアや窓に、すでに設置されている鍵に加え、補助錠を取り付けることで侵入者の意欲を削ぐ・侵入者の気配に気づけるといったメリットがあります。玄関ドアには、暗証番号を用いた “デジタルドアロック“や”スマートロック”などがおすすめです。窓用の補助錠としては、窓の開閉を制限するストッパーや、窓のクレセント(金具に引っ掛けるタイプのカギ)にシリンダーを取り付けるタイプなどがあり、工事不要で簡単に取り付けできます。
4. 狙われやすい低層階より高層階に住むこと
1階などはブロック塀や柵などで囲われている物件も多く、上層階よりも見通しが悪いため、侵入しやすいという点が挙げられます。また玄関ドアや窓だけでなく、ベランダも侵入経路になりやすいため、物を置かず死角となる場所を減らす工夫が必要です。道路に面してる場合であれば、玄関ドアを開けるとお部屋の中が丸見えになってしまうので、プライバシーの問題もあります。高層階のお部屋だからといって、必ずしも安全というわけではありませんが、空き巣に狙われにくい点として、低層階よりも高層階の方がおすすめです。
5. 物件の周辺が、見通しが良いこと
(防犯カメラ、モニター付きインターホン等)
・防犯カメラ
防犯カメラは、あるだけでも空き巣の侵入を抑止するのに効果的なセキュリティ設備です。玄関前やベランダや窓などに自分で設置することも可能です。できれば、エントランスやエレベーター内などの共用部分に設置されている物件がおすすめです。内見の際に、設置されているか、場所や撮影範囲などを確認しておきましょう。
・モニター付きインターフォン
会話だけのインターフォンの場合では、ドアスコープから確認する必要があります。モニター付きであれば、お部屋の中に設置された専用モニターから、玄関ドアのチャイムを鳴らした人を確認することができます。最近では、玄関ドアのチャイムを鳴らすと、自動的に内蔵カメラで一定時間録画を行い、カメラに映った人を記録する機能が付いたタイプもあります。突然の訪問営業やストーカー被害の予防策として有効です。
・ホームセキュリティ
セキュリティを強化したい方は、24時間監視してくれるホームセキュリティがおすすめです。
玄関ドアやベランダに設置したカメラやセンサーなどで、不法侵入者を感知すると警報音を鳴らし、万が一の時には警備員が自宅まで駆けつけてくれます。侵入を感知するとメールで通知をくれるサービスや、火災やガス漏れの対応、必要があれば警察や消防への通報など、住宅全般のトラブルに関して対応しているため、一人暮らしの方には心強い存在となるはずです。近年では手軽に利用できる工事不要の据え置きタイプなどもあり、後から簡単に設置できるため、導入を検討する物件が増えています。
2. 賃貸でできるセキュリティ対策とは
それでは、賃貸でできる具体的なセキュリティ対策をみていきましょう。
- 施錠を徹底しよう
セキュリティが充実していても、しっかりと施錠されていなければ、泥棒の侵入を助けてしまうようなものです。特に高層階やオートロック、女性専用の集合住宅の場合は、防犯意識もついつい甘くなりがちです。少しでも、お部屋を離れるときは、必ず施錠しましょう。
*集合ポストの場合は、郵便受けの鍵も確認しましょう。
- 外から見えるカーテンは女性らしい色味を避ける
住人が女性であると一目でわかってしまうような女性らしい色味や柄のカーテンは、空き巣に狙われやすくなります。防犯対策としては外からお部屋の中が見えにくいミラーレスカーテンや遮像カーテンを取りつけるのがおすすめです。
- 洗濯物は目立たないように干す
洗濯物を見れば、その家の家族構成やライフスタイルなどがわかってしまうため、空き巣から狙われやすくなります。特に、屋外に干す場合は女性物の服や下着などの洗濯物は目立たないように干しましょう。
- 表札にフルネームを記載しない
表札や郵便ポストにフルネームを記載してしまうと、性別までわかってしまうため、苗字のみに留めておくのが安全です。その物件で特に決まりがなければ、表札自体を出さなくても問題はありません。
- 自宅が特的できるような写真や情報をSNSに載せない
スマホのカメラ画質の向上も合わせ、現代では「まさか」という些細な情報から個人や自宅を特定されてしまうという危険性があります。自宅を特定できるような写真や文章を、SNSにアップしないようにしましょう。また、SNSに投稿する際、写真に位置情報や撮影日時などのデータが紐づいている場合もあるので、スマホの端末やカメラ、データ設定を確認しましょう。
- 夜外出する時や帰宅時間が遅くなる場合は、電気をつけておく。
帰宅が夜遅くなる場合は、周囲に不在であることがわからないよう、出かける前にあらかじめ電気をつけておきましょう。特に、人通りが少ない・見通しの悪いお部屋の場合は、空き巣に狙われるリスクが高まります。
- 防犯グッズを活用する
玄関ドアや窓用の補助錠、防犯カメラに加え、サムターンカバーや不審者を委縮させる効果がある人感センサー付きライトの取り付けもおすすめです。
3.まとめ
いかがでしたでしょうか?
残念ながら、“これで絶対安全!“といえる防犯対策はありません。
ですが、日々の生活から防犯意識をもった行動を心がけることや、さまざまなセキュリティ設備を利用することで、空き巣にあう可能性や被害を低く抑えることはできます。
この記事を参考に、皆さんが安心して暮らせる環境づくりに少しでも役立てば嬉しいです。
また、防犯カメラなどセキュリティ設備について話しを聞いてみたいと思ってくださったアパート・マンションなどのオーナー様や、物件を所有されている不動産会社様など、お気軽にご相談ください!
鍵のこと、防犯対策に関することなら、マスターキーまで。