【CP認定錠】防犯性の高さが物件の価値を高める
暑かった今年の夏も終わり、9月から秋を迎える時期になりました。
9月は人事の異動などで転勤の方のお部屋探しが増える時期でもあり、2~3月の次にお部屋探しの需要が高い時期だそうです。
築年数を経たアパート・マンションを所有している大家さんに向けて、大掛かりなリノベーション・リフォーム以外に物件の価値を高める方法の一つとして、防犯性の高い建物部品(CP認定錠)への鍵交換をおすすめしております。
ということで、今回はCP認定錠ついてご紹介したいと思います。
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<目次>
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1.CP認定(防犯建物部品)とは
CP認定とは、警察庁・国土交通省・経済産業省など他関連団体で構成される官民合同会議より、防犯性の高い建物部品として認定された防犯建物部品に付けられる認定です。
CP認定は建物への侵入犯罪の防止を図ることを目的として、一定の基準をクリアした住宅部品に付けられる認定のため、防犯性能の試験は3段階に分けて実施され、最終の試験に合格した製品だけが官民合同会議試験の合格品として認められます。
財団法人 都市防犯研究センターのデータによると、泥棒が侵入しようとした際に5分以内に侵入ができなかったら、「侵入を諦める」という元泥棒は約51%となっています。これに基づいて侵入から5分以上の抵抗時間がかかることが防犯性能の基準とされました。
2.CPマークと対象部品について
CPマークの対象となる防犯建物部品は錠だけでなく、玄関ドア、サッシ、ガラス、面格子、シャッター、フィルムなどがあります。平成16年には、警察庁より防犯性能の高い建物部品の目録が公表され、官民合同会議で定めた防犯性能技能試験に合格した製品については共通標章(CPマーク)を表示できるようになりました。
3. CP認定錠とおすすめ製品
・CP認定錠とは
CP認定を受けた鍵のことを言います。ピッキングやサムターン解錠、こじ破り、鍵穴壊しなどに対して5分以上の抵抗時間がかかった鍵がCP認定錠になります。鍵穴だけでなく鍵全体が対象となるため、『CP認定シリンダー』『CP認定サムターン』『CP認定補助錠』などに分類される場合も全てCP認定錠に含まれます。
・おすすめ製品01『 面付本締錠 MIWA ND3R/ND3F』
1ドア2ロックの補助錠に最適な錠です。
既存のドアへの取り付けが簡単にできる面付タイプで、防犯性と操作性を兼ね備えたスイッチ式サムターンを標準装備することで不正解錠を防止します。シリンダーはキーを差し込みやすいスリバチ形状を採用しており、周囲が暗くなるとしばらくの間はキーの差し込み口が一目でわかります。また、従来品(ND2F/ND2R型)からの交換がスムーズです。カラーはシルバー、ブラック、ブラウン、ゴールドの4色を取り揃え、堅牢感と高級感を兼ね備えたシャープなデザインとなっています。
・おすすめ製品02『鎌デッドレバーハンドル錠 MIWA LVF』
高い防犯性能を誇る鎌デッドレバーハンドル錠です。
施錠時にデッドボルト(かんぬき)から鎌状に金属がせり出す「鎌デッド」を採用し、バール攻撃のような暴力的な破壊行為に対しても高い防犯性能を示します。また、防犯性と操作性を兼ね備えたスイッチ式サムターンを標準装備することで不正解錠を防止します。材質はアルミ合金製、ステンレス製、黄銅製等があり、豊富なレバーハンドルのデザインを取り揃えています。
4.まとめ
いかがでしたでしょうか?
CP認定錠と一般的な錠との大きな違いは防犯性の高さです。
今付いている鍵の交換を考えていて、防犯性も高くないのであれば、安心な暮らしを手に入れるため、CP認定錠の取り付けを検討してみるのも良いかと思います。
さらに詳しい話しを聞いてみたいと思った方、ぜひお気軽にご相談ください。
鍵のこと、防犯対策に関することなら、マスターキーまで。