【カードキーは安全?!】利用が急増するカードキーとは
皆さんも、一度は目にしたことがあるカードキー。ホテルの客室や、オフィスの入り口に多く使用されているカードキーですが、近年ではマンションや一般家庭にも急速に普及しています。
それでは一体カードキーには、どのようなメリット、デメリットがあるのか?その仕組みとは?従来の金属製の鍵との大きな違いとは?
今回はこのような様々な疑問について、お話ししたいと思います。
ということで、今回の記事では『急速に普及するカードキーとは一体なにか』についてご紹介したいと思います。
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<目次>
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1. 急速に普及するカードキーとは一体?
カードキーとは、名前の通りカードタイプの鍵のことで、中にはICチップや磁気情報が内蔵されています。扉に設置されているカードリーダーに、カードキーを差し込んだり、かざしたりすることで、解錠や施錠ができます。
カードキーには、主に2つのタイプがあり、端末に差し込む「接触式」と、端末にかざす「非接触式」があります。
【接触式】
カードの磁気ストライプやカードに記載されたバーコードなどをカードリーダーが読み取ることで、解錠や施錠をします。
【非接触式】
カード内部のICチップなどの電子情報をカードリーダーが読み取ることで、解錠や施錠をします。
以前は、差し込むタイプのカードキーが主流でしたが、最近では非接触ICカードの普及により、かざすタイプのカードキーが増えています。また、カードキーをスマートフォンや交通系ICカードと連携することで、専用カードキーの代わりとしても使用することができます。
このように、カード情報を読み取ることで、解錠や施錠を行う仕組みとなっています。
2. カードキーのメリット・デメリット
従来の金属の鍵と比べると、カードキーには多くのメリットがあります。
メリットを理解することで、使用場所や頻度に応じて、適切に利用することができます。
主なメリットは、以下の通りです。
◎ 解錠・施錠がカンタン
◎ 持ち運びがとても楽
◎ 複製されにくい
◎ 解錠・施錠がカンタン
カードリーダーに差しこんだり、かざしたりするだけで解錠や施錠ができるため、両手に荷物を持っている時や、子供を抱っこしている時など、両手が塞がっている時でも、簡単に開閉することができます。
小さなお子さんや高齢者の方でも、不自由なく開閉できるのも、嬉しいポイントです。
◎ 持ち運びがとても楽
カードタイプなので、お財布に入れたりパスケースに入れたりと、持ち運びにとても優れています。
鍵そのものを単体で持ち歩く必要がなく、常に持ち歩くものと一緒にしておくことで、鍵を忘れる心配もなくなります。
◎ 複製されにくい
そして、なんといっても、複製されにくいという点が、一番の特長です。カードキーは開閉に必要な情報はすべて内蔵されているため、情報を盗み見られることがありません。また、万が一盗み見られたとしても、内蔵された情報が非常に複雑であることから、ネットや街の鍵屋では合鍵を作成してもらえないことがあります。このことからも、防犯性がとても高いと言えます。
一方で、「合鍵の作成が難しい」というデメリットもあります。メーカーのみが作成可能で、かつ合鍵を作成するときは鍵の複製ではなく、再発行が必要になります。鍵を紛失した時や、合鍵を作成したい時には、費用も時間もかかってしまいます。
このようなデメリットもあるので、使用用途や使用頻度を考慮した上で、導入を検討する必要があります。
3. カードキーは安全性が高い
カードキーは従来の金属製の鍵に比べて、安全性が高いと言われています。その理由は主に2つあります。
◎ 複製されにくい
1つ目は、販売業者でしか合鍵を作ることができない点です。先月の『【違法な鍵の複製にご注意を!】合鍵による不法侵入が増加中』の記事でも紹介したように、金属製の鍵は鍵番号がわかれば、誰でも簡単に複製できます。しかし、カードタイプの鍵は、カード番号などの重要な情報は全てカードに内蔵されています。従ってカードを見ただけでは鍵情報はわからないのです。
また、鍵を複製できるのは、そのカードを発行したメーカーに限られるので、ネットや街の鍵屋さんでは複製ができないため、違法な複製をされる心配がありません。
◎ オートロック機能が備わっている
2つ目は、カードキーを採用している扉には、オートロック機能が備わっていることが多い点です。従来の金属製の鍵は、外出する際に自分で施錠するため、鍵をかけ忘れることがあります。しかし、オートロック機能が備わっていれば、扉が閉まったと同時に自動で施錠してくれるので、鍵を閉め忘れる心配がありません。
このように、従来の金属製の鍵と比べて安全性が高く、カードキーは多くの観点から防犯性に優れているといえます。
4. おすすめの製品
カードキーを採用しているおすすめの製品として、dormakaba製の『Kaba drive』があります。特長としては、交通系IC、Edyなどの電子決済システムを、鍵として登録することができます。
専用のカードキーではなく、普段から持ち歩いている電子決済システムを使用することで、外出の際に鍵を忘れることを防ぐことができます。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか?
現在、急速に普及しているカードキー。従来の金属製の鍵と比較してみると、多くのメリットがあることがわかります。特に防犯性に関しては優れている点が多く、安心してご利用いただけます。
一方で、合鍵の作成に手間がかかるなどのデメリットもあるので、使用する場所や頻度に応じて、カードキーの導入を検討してみてはいかがでしょうか。
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