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空き巣のマーキングにご注意を!

夏休みは、家を長期間留守にすることが多くなる時期です。そのため、旅行や帰省で自宅を離れる際には防犯対策をしっかりと行うことが大切です。

空き巣は犯行前に必ず下見を行い、忍び込む家を選んでいます。そして、その際に使われるのが「マーキング」です。マーキングは、空き巣がターゲットに決めた家を見分けるために、玄関やポスト、窓などに目印となるものを残す行為です。これは一見無害に見えますが、実際は「あなたの家が狙われている可能性がある」とても危険なサインです。

今回の記事では、『空き巣がよく使うマーキングの種類と、それを見つけた時にどう対処するべきか』について詳しくご紹介します。

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<目次>

1、空き巣がマーキングをつけやすい場所

2、空き巣が残す、マーキングとは

3、マーキングを見つけた時の対処法

4. まとめ

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1、空き巣がマーキングをつけやすい場所
 
住人が普段あまり目にしない場所や、目立たない場所は、空き巣がマーキングをつけやすい場所となります。以下に代表的な例を挙げます。
 
・玄関周りや表札
玄関ドアの上部や枠、表札の表面や側面などは、空き巣が目印を残しやすい場所です。

・インターフォン
インターフォンの側面や底面などは、住人が普段から利用することが少ないため、マーキングされやすい場所です。

・ポスト
ポストの側面や底面などは、郵便配達員や宅配業者を装って怪しまれずに近づくことができるため、空き巣にとって目印をつけやすい場所です。また、玄関ドアに組み込まれているポストの場合は、ドアの外側部分も確認が必要です。

・窓
窓は、空き巣が侵入経路としてよく利用する場所です。窓のサッシや、トイレ・お風呂場にある小さな窓なども注意深くチェックしましょう。

・電気・ガス・水道などのメーターボックス
点検をしている作業員を装って近づきやすいため、空き巣が目印を残しやすい場所です。

 

 

2、空き巣が残す、マーキングとは
 
・記号、英数字、色つきシール
「◯△×」の記号は、家の侵入しやすさを表すために使われることがあります。また、色つきシールや英数字の記載によって、性別や年齢、不在の時間帯など、住人の特徴を空き巣がメモとして残していることもあります。これらの記号の意味は、使用する空き巣によっても意味が異なります。

・タバコの吸殻やペットボトル、置き石
タバコの吸い殻やペットボトルのゴミを放置しておくと「防犯意識の薄い家」と判断され、空き巣に狙われるリスクが高くなります。また、不自然に石が置かれている場合も、空き巣が目印に置いた可能性もあるため、見つけたらすぐに撤去しましょう。

・車のワイパーにチラシを挟む
車の窃盗で使われる手口の一つに、車のワイパーに「高価買取チラシ」を挟み込み、チラシを週ごとに変えることで、車が動いていない期間を確認するという方法もあります。自宅から離れている場合もですが、自宅の屋外駐車場に置いている場合も注意が必要です。

 

 

3、マーキングを見つけた時の対処法


マーキングのようなものを見つけたら、まずは万が一のために写真を撮って証拠を残しておきましょう。その後は、できるだけ早めに消すか撤去してください。賃貸物件にお住まいの方で、マジックやボールペンで印を残したり、工具などで傷つけられたりしている場合は、大家さんや管理会社に連絡して対応をお願いすることをおすすめします。
 

4. まとめ

いかがでしたでしょうか?空き巣は、わずか5分以内でも犯行を終えることができると言われています。そのため、下見の段階で「この家は入りにくそう」と感じれば、リスクを冒してまで侵入する可能性は低くなります。家の周りをきれいに保つことや、しっかりと施錠すること、防犯対策を講じておくことなど、日頃から防犯意識を高めることで、空き巣被害を未然に防ぎましょう。